「お好み焼きってこんなに美味しかったっけ」と思ったのは、久しぶりのことでした。
場所は京田辺市、松井山手駅から徒歩6分の鉄板バル藤村商店。目当てはハラミステーキだったのに、気がつけばお好み焼きの話をしています。それほど印象に残った一皿でした。
注文したのは「ミックスお好み焼き」
メニューを開くと、お好み焼きは3種類ありました。茶美豚のお好み焼き(980円)、いかのお好み焼き(980円)、そして茶美豚・いか・海老の3種が入ったミックスお好み焼き(1,180円)。
初めて頼むなら全部入りで判断したい。そう思ってミックスを選びました。
運ばれてくるのを待ちながら、正直なことを言うと、「居酒屋のお好み焼きだからそれなりかな」と思っていました。専門店ではないし、メインはあくまで鉄板料理のお店です。
その予想は、最初の一口で完全に外れました。
口に入れた瞬間に気づくキャベツの違い
お好み焼きの印象を決めるのは、実はキャベツです。水分量が多すぎると生地がべしゃっとなり、少なすぎるとパサつきます。専門店のお好み焼きが美味しいのは、このキャベツの状態を毎回コントロールしているからです。
藤村商店では、キャベツを毎日店主が水分量を確認しながら刻んでいます。居酒屋でこの手間をかけているお店は多くありません。一枚ずつ丁寧に焼くというのも、専門店と同じ姿勢です。
食べてみると、生地がふんわりとしています。表面は200度の鉄板でこんがりと焼けていて、中はしっとり。この食感のコントラストが、お好み焼きを「ただのつまみ」ではなく「一皿の料理」にしています。
3種の具材が重なる、ミックスの旨み
ミックスお好み焼きに入っているのは、茶美豚・いか・海老の3種です。
茶美豚(ちゃーみーとん)は脂に甘みのある銘柄豚です。いかはプリっとした食感で、海老は噛むたびに旨みが出てきます。3種がそれぞれ主張しすぎず、生地と一体になっています。
どこを箸でつまんでも、違う旨みが来ます。食べながら「次はどこを食べようか」と考えるのが楽しくなる一枚でした。
居酒屋の域を超えている、と思った理由
「居酒屋の域を超えている」というのは、料理の難易度の話ではありません。姿勢の話です。
多くの居酒屋では、お好み焼きは冷凍や半製品を使うか、仕込みを最小化して提供します。それが悪いわけではなく、居酒屋の本分は飲み物とつまみを提供することだからです。
藤村商店のお好み焼きは、その前提を崩しています。毎日キャベツを刻み、一枚ずつ丁寧に鉄板で焼く。これは手間のかけ方が専門店と同じレベルです。
「鉄板がある店だから、お好み焼きも本気でできる」という論理が一貫しています。中途半端なものを出さない、という店主の矜持を感じる一皿でした。
お好み焼きのメニュー全種と価格
茶美豚のお好み焼き / 980円(税込)
定番の豚お好み焼き。茶美豚の脂の甘みが生地に溶け込んだ、何度食べても飽きない一枚。初めてならまずこれ、という安定の選択肢です。
いかのお好み焼き / 980円(税込)
海鮮派の方向け。プリっとした食感のいかが入った、あっさりとした後味の一枚。豚よりすっきりとした旨みで、お酒を長く楽しみたい夜に合います。
ミックスお好み焼き(茶美豚・いか・海老入り) / 1,180円(税込)
3種の具材を一度に楽しめるボリューム版。初めての方、迷っている方に向けた答えのような一枚です。200円の差で3種の旨みを全部味わえます。
※全種、+250円でモダン焼き(焼きそば入り)に、+200円で大盛りにアレンジできます。
ハラミステーキと一緒に頼むのがおすすめ
藤村商店の看板メニューは牛ハラミステーキです。鉄板で焼き上げるハラミと、同じ鉄板で仕上げるお好み焼きを並べて食べる夜は、どちらも本気の一皿が揃うテーブルになります。
ハラミで肉の旨みをたっぷり楽しんで、お好み焼きで締める。あるいは最初からお好み焼きを頼んで、途中でハラミを追加する。どちらの順番でも、鉄板バルらしい夜になります。
「今夜は肉もお好み焼きも食べたい」という欲張りな夜に、専門店を2軒はしごする必要はありません。藤村商店一軒で両方叶います。
京田辺・松井山手エリアからのアクセス
鉄板バル藤村商店は、京都府京田辺市松井ヶ丘3丁目に位置しています。松井山手駅から徒歩6分。お車でお越しの方のために駐車場もご用意しています。
ご予約はネット(食べログ)またはお電話にて承っています。当日のお問い合わせも、空席があれば対応可能です。お気軽にご連絡ください。


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