「居心地のいい店に行きたいけど、なかなか見つからない」
「料理は美味しいのに、なんとなく落ち着かないんだよな」
「常連になれるような、行きつけの店がほしい」
そんなふうに思ったことは、ありませんか。
松井山手に住んでいると、落ち着いた街並みの割に、「ここだ」と思える飲み屋を見つけるのが意外と難しかったりします。
今回は、そんな悩みを抱えるすべての人に向けて、鉄板バル藤村商店の店主・藤村知広さんの一日に密着しました。開店準備から営業終了まで。カウンター越しに交わされる言葉や、鉄板の前に立つ姿勢を通じて、「また来たくなる」理由の正体を探ります。
こんな方におすすめ
- ✅ 松井山手・京田辺市周辺で行きつけのお店を探している方
- ✅ 料理の美味しさだけでなく、居心地も大切にしたい方
- ✅ 一人でも、グループでも、気兼ねなく入れる店を知りたい方
- ✅ 店主の人柄や雰囲気を事前に知ってから予約したい方
- ✅ 常連になれる「自分の店」を見つけたい方

午後4時。鉄板を磨くことから、一日は始まる
「フジムラです」という一言が自然と出てくる藤村さん。開店前の店内を訪ねると、すでに鉄板の前に立っていました。
店の看板でもある厚さ約25mmの分厚い鉄板。これを磨くことから一日が始まるというのは、33年のキャリアを持つ藤村さんにとって、揺るぎないルーティンです。
「鉄板って、手を抜いたらすぐわかるんです。焼き色が変わる。肉の乗り方が変わる。だから毎日同じように磨く。そこから逃げたら、料理が嘘をつく」
ホテルレストランでの接客経験を経て独立した藤村さんが開業したのは今から13年前。「気取らず普段使いできる鉄板焼きの店を作りたい」という一心で、この松井山手の地を選びました。
仕込みの内容も、この日は丁寧に見せてもらいました。牛ハラミ肉は仕入れた段階から産地・部位・熟成度をひとつひとつ確認し、その日の状態に合わせて焼き方を決めます。A5ランクの飛騨牛や宮崎産黒毛和牛を扱う日もある。でも藤村さんの目線は「ランク」ではなく、「今日この肉はどこで輝くか」というところにある。それが33年の経験からくる直感です。
地元野菜の仕込みも欠かせません。京田辺・久御山・八幡・宇治田原から仕入れた野菜は、鮮度が高いうちに丁寧に下処理。この日はバーニャカウダ用の野菜を中心に、みずみずしいにんじんやカリフラワーが並んでいました。
午後6時。カウンター越しに、空気が変わる瞬間
開店と同時に、最初の常連客が入ってきます。「あ、いらっしゃい」と藤村さん。特別な言葉ではない。でもその「いらっしゃい」に、どこか安堵感がある。
鉄板バル藤村商店のカウンターは、店主と客の距離が近い。席数18席、こじんまりとした空間だからこそ、声が届く。表情が見える。それが、ここの最大の特徴かもしれません。
「お客さんと話しながら焼いていると、なんか楽しいんですよね。あ、こんな食べ方好きなんや、とか。今日は疲れてるな、とか。料理だけじゃなくて、人を見てる感じ」
オープンキッチンのライブ感も、この店の大きな魅力のひとつ。肉が鉄板に乗った瞬間の音、立ち上がる煙、香ばしいにおい。それがカウンター越しにリアルタイムで伝わってくる。「待つ」時間すら楽しめる空間です。
名物の「うそつきピザ」が運ばれてきたのは、この日の夜7時ごろ。お好み焼き用の粉で作った生地をバーナーで豪快に仕上げる、藤村商店独自のメニュー。テーブルに出た瞬間、隣の席からも「あ、それ気になってた」という声が聞こえました。
「うそつきピザって名前、最初は変って思われるんですけどね。でも食べたら『あ、確かに』ってなる(笑)。本当のピザじゃないけど、本当に美味しい。それでいいんです」
✓ ここまでのポイント
- 藤村さんは毎日の鉄板磨きから始まる丁寧な仕込みを欠かさない。33年のキャリアが「今日の肉の状態」を見極める目を育てている
- カウンター越しの近い距離感とオープンキッチンのライブ感が、料理の時間をまるごと楽しい体験に変える
- 名物「うそつきピザ」は、お好み焼き用の粉とバーナー仕上げという独自製法が生んだ、この店でしか食べられない一品
午後8時。女子会グループが盛り上がる理由
週に何度か見られる光景として、女子会グループの利用があります。30〜50代の女性がメインの客層でもある藤村商店は、女子会に選ばれ続ける理由がいくつかある。
まず、滞在時間制限なし。「ゆっくりできる」というのは、言葉では簡単ですが、実際に実践し続けているお店は多くない。藤村さんはそこにこだわります。「せかされてると、会話も弾まないじゃないですか。美味しいもの食べながら、ゆっくり話せる。それだけでいいと思ってる」
次に、全席禁煙で清潔感のある空間。香りが料理の邪魔をしない。これも選ばれる理由のひとつです。
そしてコース料理の使いやすさ。飲み放題付きのコースは3,000円〜6,000円の幅で用意されており、牛ハラミステーキ・うそつきピザ・地元野菜のバーニャカウダ・鉄板だし巻きなど、藤村商店の名物がしっかり揃っています。宴会・歓送迎会にも対応しており、14名以上からは貸切もOK。誕生日ケーキの持ち込みも歓迎しています。
この日の女子会テーブルから聞こえてきたのは、笑い声と「これ美味しい」の声。途中で藤村さんがカウンター越しに「どうですか〜」と声をかけると、「最高です!」と即答が返ってきました。
「一人でもグループでも居心地がいい。本当にまた来たくなるお店です」
30代・女性
「うそつきピザは毎回取り合いになります(笑)。何を食べても美味しいし、コスパも良くて大満足」
40代・女性
午後10時。一日の終わりに思うこと
閉店近くになっても、藤村さんの手は止まりません。鉄板の掃除、明日の仕込みの確認、食材の在庫チェック。それが終わってやっと、一日が閉じる。
「しんどいかって聞かれたら、正直しんどい日もある。でも、お客さんが『また来るわ』って言って帰るのを見ると、それだけでリセットされるんですよね。不思議なもので」
「また来たくなる店主がいる店」というのは、結局のところ、こういうことだと思います。料理の腕前だけではなく、人と向き合い続ける姿勢。その積み重ねが、13年という歴史になっている。
松井山手駅から徒歩6分、松井ヶ丘交差点のすぐそば。駐車場も1台ありますので、車での来店も可能です。八幡市・枚方市方面からのアクセスも悪くない。「ちょっと行ってみようか」と思えるほどよい距離感も、この店の魅力のひとつです。
なお、通常火曜日は定休日ですが、4月28日(火)・5月5日(火)は特別営業します。ゴールデンウィークの集まりをお考えの方には、狙い目です。ぜひどうぞ。
まとめ:また来たくなる理由は、鉄板の前にあった
藤村知広さんの一日を追って、改めてわかったことがあります。「また来たくなる」というのは、偶然でも運でもなく、毎日の積み重ねから生まれるということ。
丁寧に磨かれた鉄板。産地と状態を見極めた食材の扱い。カウンター越しに交わされる何気ない会話。滞在時間を気にさせない空間づくり。そのひとつひとつが、お客様の「また来たい」という気持ちを引き寄せている。
松井山手・京田辺市で、気取らず通えるお気に入りの店を探しているなら、ぜひ一度足を運んでみてください。カウンター席でも、テーブル席でも、居心地よくお待ちしています。
ご予約はお電話または食べログからどうぞ。お気軽にご連絡ください。


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