居酒屋チェーンを比較したサイトのデータによると、「また行きたいと思った店に実際にリピートした」という人の割合は、全体の3割以下という調査結果があります。つまり、「良かった」と思っても7割近くの人は行きつけにできていない。その理由のほとんどが、「気に入ったけれど、次のタイミングが見つからない」というものでした。
フジムラです。松井山手で鉄板バル藤村商店を営んで13年になります。開業当初からずっと考えてきたのは、「どうすれば一見のお客様に、また来たいと思ってもらえる店になれるか」ということでした。今日はその問いへの、私なりの答えを書かせてください。
「居酒屋以上・レストラン未満」という言葉が、最近お客様との会話でよく出るようになりました。チェーンの居酒屋ほど騒がしくなく、格式あるレストランほど構えなくてもいい。そういう場所を探している方が、松井山手や京田辺エリアでも確実に増えています。この記事では、そんな店を見つけて行きつけにするための3つの基準を、私の実体験をもとにお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 気軽に入れるのに料理がちゃんと美味しい店を探している方
- ✅ 松井山手・京田辺エリアで行きつけの居酒屋を作りたい方
- ✅ 女子会や夫婦での食事に使いやすい店を選びたい方
- ✅ 「また来たい」と思えた店になかなかリピートできていない方
- ✅ コスパよくゆっくり飲み食いできる空間を求めている方

基準①「何度来ても飽きない料理があるか」を確かめる
開業して間もない頃、私はホテルのレストランで接客の仕事をしていた経験から、「特別な日の料理」を作ることを自分の軸にしようとしていました。でも開業から1年ほどで、その考えは少しずつ変わっていきます。
きっかけは、あるご夫婦の一言でした。「ここ、もう3回目なんですけど、毎回違うものを頼んでいて、それが全部美味しくて。来るたびに楽しみが増えるんですよね」。その言葉を聞いたとき、私が目指すべきは「一度の感動」じゃなくて、「何度来ても発見がある料理の幅」なんだと気づきました。
鉄板料理というジャンルは、実はそれに向いています。牛ハラミステーキのような肉のど真ん中の一皿もあれば、地元野菜のバーニャカウダ、鉄板だし巻き、アヒージョ、お好み焼きや焼きそばまで、同じ鉄板の上でまったく違う顔の料理が並べられる。産地や部位を変えることで、常連のお客様でも「今日は初めての組み合わせだった」と言っていただける。
なかでも名物の「うそつきピザ」は、常連さんのグループが来ると必ずといっていいほど注文争いになります。お好み焼き用の粉を生地に使い、バーナーでチーズをとろとろに仕上げる独自のメニューです。「うそつきピザは毎回取り合いになる」とお客様に笑いながら話してもらえるのが、正直一番うれしい瞬間のひとつです。
行きつけを見つけるとき、まず「一品だけ美味しいか」ではなく、「何を頼んでも安定して美味しいか」を確かめることが最初の基準です。京田辺で居酒屋を選ぶときに確認すべきポイントでも触れていますが、メニューの幅と料理の安定感は、行きつけになれる店かどうかを判断する上でとても重要な要素です。
基準②「自分のペースでいられるか」を空間で見極める
私がホテルを離れて独立を決めた理由のひとつに、「もっと人と近い距離で仕事がしたい」という気持ちがありました。ホテルの接客は美しいけれど、どこかに「役割」が先に立つ感覚がある。料理を出す人と受け取る人、という線引きがはっきりしすぎていて、もっと自然に言葉を交わせる場所を作りたかった。
当店はオープンキッチンで、鉄板の前に立っている私の様子がカウンターからそのまま見えます。「今日のステーキ、どこの肉ですか」「あの野菜、地元産ですか」という会話が、焼いている途中に自然と生まれる。それがライブ感になって、料理への期待感をさらに高めてくれると感じています。
ただ、行きつけとして通える店に必要なのは、賑やかさよりも「自分のペースでいられる余白」だと思っています。滞在時間を制限されず、隣のテーブルとの距離感もちょうどよく、無理に会話を求められない。でも、聞けばちゃんと返ってくる。18席という小さな空間で、それを成り立たせるのが私の仕事です。
「一人でもグループでも居心地がいい」というお客様の声をいただくことがあります。それは、どちらの来方もできる余白が店にあるということだと思っていて、その言葉はとても励みになっています。
✓ ここまでのポイント
- 「一品だけ」でなく「何を頼んでも美味しい」かどうかが、リピートできる店の条件になる
- オープンキッチンのライブ感と、ゆったりした滞在ペースが両立していると通いやすい
「何を食べても美味しい」「また来たくなる」という感覚が、行きつけを作るかどうかの分かれ目だと感じはじめているはずです。実際に席に座って鉄板の前に立つまで、その感覚は確かめられません。まずは一度、予約という形で最初の一歩を踏み出してみてください。
基準③「コスパの満足感が毎回崩れないか」を値段より中身で判断する
開業から数年が経った頃、あるお客様から「ここって、なんでこの値段でこれができるんですか」と言われたことがあります。褒め言葉だとはわかりながら、最初は少し考え込みました。
コスパというのは、値段が安いことではなく、「払った金額に対して、得られた体験の総量がどれだけ大きいか」だと私は解釈しています。鉄板焼きは食材のコストが決して低くないジャンルです。A5ランクの飛騨牛を使う日もあれば、宮崎産の黒毛和牛を仕入れる日もある。京田辺・久御山・八幡・宇治田原で採れた地元野菜を使うのは、季節によって内容が変わるからこそ毎回違う皿が生まれるからです。
それでも当店のディナー客単価は3,000円〜6,000円の範囲に収まっています。これは「安く抑える」のではなく、「料理・空間・時間の密度を上げることで、払った金額以上の満足を返す」という意図の結果です。
行きつけにするためには、「高くないから行ける」ではなく、「この値段でこの体験ができるなら、また来たい」という感覚が積み重なることが必要です。そのサイクルが生まれると、月に一度・季節ごとに・友人を連れて、という流れが自然に生まれてきます。
「何を食べても美味しい」「コスパが良い」「また来たくなるお店」
常連のお客様より
「一人でもグループでも居心地がいい」「うそつきピザは毎回取り合い」
女子会でご利用のお客様より
こうした声を読むたびに、私が開業時に思い描いていた「気取らず普段使いできる鉄板焼きの店」の形が、少しずつ現実になってきているなと感じます。常連夫婦が月1回の平日ディナーに鉄板バルを選ぶ理由でも、リピートの背景にある満足感の構造を詳しくお伝えしています。
3つの基準を満たした店は、自然と「行きつけ」になる
「居酒屋以上・レストラン未満」という言葉の意味を改めて考えると、それは価格帯や格式の話ではなく、「どれだけ自分の生活に溶け込めるか」という話なのだと思います。
特別な記念日だけではなく、仕事帰りのちょっとした息抜きにも使える。かといって、「とりあえず飲める場所」ではなく、料理にもちゃんとこだわりがある。そしてまた来たいと思えた感覚が、次の来店までちゃんと持続する。
この3つが揃ったとき、一見のお客様は自然と常連になっていきます。松井山手に鉄板バル藤村商店を開いて13年、そのサイクルを実際に何度も目の前で見てきました。八幡市から京田辺の居酒屋を行きつけにするまでの経緯にも、近隣エリアから通い続けるお客様のリアルな声を紹介しています。
まとめ:「また来たい」が積み重なる店を、松井山手で
今回お伝えした3つの基準を整理すると、こうなります。
- ①何を頼んでも美味しい料理の幅があるか(一品だけでなく、メニュー全体の安定感)
- ②自分のペースでいられる空間かどうか(滞在時間・距離感・ライブ感のバランス)
- ③コスパの満足感が毎回崩れないか(値段の安さではなく、体験の密度)
当店・鉄板バル藤村商店は、京田辺市松井ヶ丘3丁目8-16、松井山手駅から徒歩6分のところにあります。営業は月・水〜日の17:00〜23:00(火曜定休)。ご予約は電話でも承っています。
初めての方も、「そういえば行こうと思っていた」という方も、ぜひどうぞ。お待ちしてます。
お電話でのご予約・お問い合わせは 0774-64-1164 まで。
3つの基準を読んで「ここが自分の行きつけになるかもしれない」と思った方は、次にすることはひとつだけです。名物のうそつきピザが取り合いになる前に、席を押さえておくことをおすすめします。予約は当日でも空きがあれば対応しています。


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