なぜ私はクラフトビールではなく、京田辺の鉄板バルで生ビールを選ぶのか

フジムラです。

先日、常連のお客様からこんなことを言われました。「藤村さんのとこ、クラフトビールは置いてないの?最近どこ行ってもクラフトビールがあるから、ないとちょっと物足りなくて」と。

正直に言うと、その質問には準備できていませんでした(笑)。でも、その場で答えながら、自分がなぜ生ビールにこだわっているのかをあらためて整理できた気がしたんです。今日はその話を、少し丁寧に書いてみようと思います。クラフトビールが悪いとか、そういう話ではありません。ただ、うちの店で生ビールを選ぶことには、ちゃんと意味があるんです。

こんな方におすすめ

  • ✅ 松井山手・京田辺周辺で気軽に飲める店を探している方
  • ✅ クラフトビールより「いつもの一杯」が好きな方
  • ✅ 鉄板料理とお酒の相性が気になる方
  • ✅ 普段使いできる行きつけのお店を見つけたい方
  • ✅ 一人でも、仲間とでも、気兼ねなく飲める場所を探している方
なぜ私はクラフトビールではなく、京田辺の鉄板バルで生ビールを選ぶのか | 鉄板バル藤村商店

クラフトビールブームと、私が感じた小さな違和感

ここ数年で、クラフトビールを取り扱うお店は本当に増えました。フルーティーなもの、苦みが強いもの、ホップの香りが際立つもの——選択肢が広がること自体は、飲食業界として良いことだと思っています。

ただ、私が33年この業界にいて感じるのは、「ビールの個性が強くなればなるほど、料理との相性が問われる」ということです。クラフトビールは一杯ごとに香りや風味がしっかりしているぶん、料理の味に干渉することがある。特に鉄板で焼いた肉の旨みや、素材の甘みが活きた野菜料理と一緒に楽しもうとすると、ビールの主張が強すぎて、料理の繊細さが少し遠のいてしまうことがあるんです。

うちで大切にしているのは、200℃超に熱した分厚い鉄板で焼き上げた肉の表面の香ばしさと、閉じ込められた肉汁の甘み。その味を最大限に感じてほしいから、一緒に飲むお酒にも「主役にならない透明感」が欲しいんです。

生ビールが鉄板料理に寄り添う理由

生ビールの良さって、「邪魔をしないこと」だと私は思っています。キンと冷えた一杯が口に入ったとき、ごくっと飲み込んで、次のひと口の料理に集中できる。あの感覚は、クラフトビールではなかなか出せないんですよね。

たとえば、うちの牛ハラミステーキ。表面をしっかり焼き固めて肉汁を閉じ込め、噛むたびに旨みがじわっと広がります。このとき、フルーティーな香りや強い苦みのあるビールが口の中に残っていると、肉の甘みが少しぼやける気がする。でも生ビールなら、スッと口の中をリセットして、次のひと口をまた「最初の一口」みたいに楽しませてくれる。

名物の「うそつきピザ」も同じです。お好み焼き用の粉を使った独自の生地を、バーナーでパリッと仕上げるあのメニュー。焼きたての香ばしさと、トッピングの素材感を感じながら食べてほしいから、やっぱりシンプルにキレのある生ビールが合う。お客様から「うそつきピザは毎回取り合いになる」と言っていただけているのも、あの料理の完成度と、それを引き立てる飲み物の組み合わせが自然とできているからかもしれません。

地元野菜のバーニャカウダや鉄板だし巻きも、素材そのものの味が主役のメニューです。京田辺・久御山・八幡・宇治田原といった地元の畑から届く野菜は、季節ごとに風味が違う。その繊細な甘みや香りをちゃんと感じてもらうためにも、生ビールの「引き算の美学」が活きるんです。

✓ ここまでのポイント

  • クラフトビールは個性が強いぶん、鉄板料理の繊細な旨みと干渉することがある
  • 生ビールの「口の中をリセットする力」が、鉄板料理との相性を高める
  • うそつきピザ・バーニャカウダ・ハラミステーキなど、素材の味が主役のメニューほど生ビールが引き立てる

お酒だけじゃない——生ビールを「選べる空気」がある店

もう少し正直に言うと、生ビールを推したい理由はもう一つあります。それは、「気取らなくていい」ということ。

クラフトビールを出すお店では、「どれにしますか?」という会話が必要になります。銘柄の説明、風味の違い、合う料理——それが楽しいお客様にはとても良い体験だと思うんですが、仕事帰りにふらっと一人で立ち寄る方や、久しぶりに会う友人と話に夢中になっている方には、ちょっとした負担になることもある。

うちが目指しているのは「普段使いできる鉄板バル」です。開業してから13年、ずっとそこだけはブレないようにしてきました。私がホテルのレストランで接客をしていた頃に感じた「もっと気軽に、でもちゃんと美味しいものが食べられる店があればいいのに」という思いが、この店の原点なんです。

「とりあえず生で」と言える店。それで十分。その一杯が出てくるまでの間に、鉄板から上がる煙とにおいで食欲が高まって、料理が来たときに自然と「おいしい」と声が出る——そういう流れを大切にしています。

「一人でもグループでも居心地がいい。また来たくなるお店です」

40代・女性

「何を食べても美味しくて、コスパも良いから何度でも来てしまう」

30代・女性

初めて来られる方へ——まず「生一杯と鉄板料理」で試してほしい

松井山手駅から歩いて6分のところにある、全席18席の小さなお店です。オープンキッチンなので、鉄板の前でご自分の料理が焼かれていく様子を見ながら飲めます。あの臨場感と、熱々が出てくるタイミングを待つ感覚も、うちならではの楽しさだと思っています。

初めての方に特におすすめしたいのは、飲み放題付きのコースです。3,000円〜6,000円の価格帯で、生ビールを含む飲み放題と、鉄板料理をじっくり楽しんでいただけます。名物のうそつきピザ、牛ハラミステーキ、地元野菜を使ったバーニャカウダなど、「何を食べても美味しい」と言っていただけるメニューを取り揃えていますので、ぜひ一通り試してみてください。

一人で来られる方も大歓迎です。カウンター的な距離感で、私や店のスタッフと話しながらゆっくり飲んでいただける空間を用意しています。「ゆっくり飲める店がない」というお声をよく聞くので、滞在時間の制限もつけていません。気が済むまでいてください。

4月28日(火)と5月5日(火)は、通常定休日の火曜日ですが特別営業いたします。ゴールデンウィークのお出かけや家族・仲間との集まりにもぜひどうぞ。この時期は混み合うこともありますので、ご予約をいただけると確実です。

まとめ——クラフトビールが悪いわけじゃない、ただ私の店には生が似合う

改めて言いますが、クラフトビールを否定したいわけじゃないんです(笑)。ただ、鉄板の上で真剣に焼いた料理の味を最大限に楽しんでほしいとき、料理の主役を守ってくれる生ビールの存在は、うちの店においてとても大事だと感じています。

33年この仕事をしてきて、一番嬉しいのは「また来るね」という言葉です。それはご飯が美味しかっただけじゃなくて、空気が良かった、話せた、ゆっくりできた——そういう全部がそろったときに出てくる言葉だと思っています。生ビールをぐっと飲んで、鉄板の料理を前に笑顔になる瞬間を、これからも作っていきたいと思っています。

松井山手・京田辺周辺で「気軽に入れて、ちゃんと美味しくて、ゆっくりできる店」をお探しの方、ぜひ一度足を運んでみてください。お待ちしてます。

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