ゴールデンウィークが近づいてくると、「どこか出かけよう」という気分になる反面、「混んでるのも疲れるしな」という気持ちが同時にやってくる。外食するにしても、財布に優しくて、でも「なんとなく食べた」じゃなくて、ちゃんと美味しかったと思えるお店がいい。そういう夜ってありますよね。
フジムラです。鉄板バル藤村商店のオーナーシェフをしている藤村知広です。今回の記事は、「コスパが良い」という言葉について、正直に話してみようと思って書きました。というのも、お客様からよく言っていただくんですが、私自身は「安さ」を売りにしているつもりがまったくないんです。それでも「コスパが良い」と感じてもらえる。その理由を、自分なりに分解してみます。
こんな方におすすめ
- ✅ 外食でコスパを重視しているが、料理の質も妥協したくない方
- ✅ 松井山手・京田辺周辺で夫婦ふたりで通えるお気に入りの店を探している方
- ✅ 「また来たい」と思える行きつけのお店を見つけたい方
- ✅ 女子会や少人数の集まりで使い勝手の良いお店を知りたい方
- ✅ 飲み放題コースで満足できるかどうか不安な方

「コスパが良い」は、安い店への褒め言葉じゃない
先日、常連のご夫婦がご来店されたときのことです。ご主人がカウンター越しに「うちの妻がね、珍しくもう一杯頼んだんですよ。あなたの店、ほんとにコスパ良いですね」とおっしゃった。奥様がふだんあまりお酒を追加しない方だとは知っていたので、その一言がすごく嬉しかった。
でも正直、「コスパ」って難しい言葉だと思うんです。安ければコスパが良いかというと、そうじゃない。払った金額に対して「満足感が上回った」と感じたとき、初めてその言葉が出てくる。だとすれば、私がやるべきことは「値段を下げること」ではなくて、「満足の総量を上げること」なんですよね。
ホテルのレストランで接客をしていた30年以上前から、ずっとそう思ってきました。高い料理でも「なんか物足りなかった」と感じる夜はある。一方で、気取らない空間でも「また来たい」と思う夜がある。その差はどこから生まれるのか。それを考え続けてきた33年間が、今の藤村商店のかたちになっています。
鉄板が、満足の密度を上げる
うちの鉄板は厚さが約25mmあります。普通のフライパンとは蓄熱量がまるで違う。200℃を超えた鉄板に肉を置いたとき、表面が瞬時に焼き固まって、中の旨みと肉汁が逃げない。この一瞬の反応が、ひと口食べたときの「あ、美味しい」につながっています。
牛ハラミステーキを食べたお客様に「何を食べても美味しい」と言っていただいたことがあります。これ、私にとってはすごく大事な言葉で、特定のひとつのメニューだけ飛び抜けているのではなく、どれを頼んでもちゃんと美味しいということ。それは鉄板という調理器具の特性と、部位・熟成度ごとに鉄板の温度と時間を使い分けているからだと思っています。A5ランクの飛騨牛や宮崎産黒毛和牛を使うこともありますが、それだけで美味しくなるわけじゃない。素材を活かす焼き方があってこそです。
地元・京田辺や久御山、八幡、宇治田原で採れた野菜を使ったバーニャカウダも、鉄板で焼いた素材のポテンシャルを感じてもらえる一品です。「野菜ってこんなに甘いの?」という反応をよくいただきます。食材にちゃんとお金をかけつつ、価格帯を3,000円〜6,000円の範囲に収めているのは、普段使いできる鉄板バルでありたいという開業当初の想いからブレていないからです。
✓ ここまでのポイント
- コスパの良さは「安さ」ではなく「満足の総量」から生まれる
- 厚さ25mmの鉄板が素材の旨みを最大限に引き出し、どのメニューでも「美味しい」を実現している
- 地元産野菜・国産肉へのこだわりを保ちながら、3,000円〜6,000円という普段使いできる価格設計を維持している
名物「うそつきピザ」が毎回取り合いになる理由
うちで一番「え、これ何?」と言われるのが、うそつきピザです。お好み焼き用の粉を生地にして、バーナーで仕上げる。ピザと名乗っていながら、ピザとはちょっと違う。でも食べたら「これはこれで絶対アリ」という味になっています。
「うそつきピザは毎回取り合い」という声をいただいていて、これはもう本当にそのとおりで、グループで来られたお客様がひとつ注文して、全員が手を伸ばすシーンを何度見てきたかわからない(笑)。で、そのあと追加注文が入る。その流れが自然に起きるのが嬉しいんです。
「またこれ頼もう」という気持ちが生まれると、次の来店につながる。お客様が「また来たくなるお店」と言ってくださるのは、記憶に残る一皿があるからでもあると思っています。コスパの話に戻ると、「また来たい」と思わせられるかどうかも、満足の総量のひとつじゃないかと私は考えています。1回の食事で終わるのではなく、「通いたくなる」という体験を届けることが、長い目で見たときの本当のコスパにつながると信じています。
「コスパが良い」「一人でもグループでも居心地がいい」「また来たくなるお店」
常連のお客様より
飲み放題コースで「損した」と思わせない設計
飲み放題付きのコースを用意していますが、「飲み放題って薄いお酒が出てくるんでしょ」という先入観を持たれることがあります。正直に言うと、飲み放題だからといって手を抜くつもりはまったくない。料理はちゃんとうちのラインナップから提供しますし、飲み物もコースとして納得できる内容にしています。
それと、藤村商店には滞在時間の制限がありません。ゆっくり飲みたい、話が弾んで長居したい。そういうお客様に「そろそろ…」と急かすのが私は苦手なんです。ホテルで接客をしていたとき、一番嫌だったのがお客様に時間の制約を感じさせてしまうこと。だから自分の店では、最初からそういう仕組みにしないと決めていました。
18席という規模で、オープンキッチンのカウンターもある。料理している姿が見える距離で、会話も弾む。女子会で使っていただいたお客様が「ゆっくり話せた」とおっしゃってくださることが多いのは、この設計が理由のひとつだと思っています。時間を気にせず過ごせる、というのも満足の総量を上げる要素のひとつです。
妻がもう一杯頼む夜のこと
冒頭のご夫婦の話に戻ります。奥様がもう一杯頼んだのは、たぶん「まだここにいたかったから」だと思うんです。料理が美味しくて、空間が落ち着いていて、急かされない。その3つが重なったとき、人はもう少しだけここにいようと自然に思う。
コスパが良いというのは、払った金額以上に「ここに来てよかった」と感じられること。そのためには、料理のクオリティ、雰囲気、時間の使い方、すべてが揃っていないといけない。どれかひとつ欠けたら、「まあ良かったかな」で終わってしまう。
開業して13年、松井山手でずっとやってこられたのは、「また来たい」と言ってくださるお客様がいたからに尽きます。それがうちの一番のコスパの証明だと、私は思っています。
「何を食べても美味しい」「うそつきピザは毎回取り合い」
常連のお客様より
まとめ:京田辺・松井山手で「また来たい」と思える夜を
鉄板バル藤村商店のコスパの正体は、料理の質・空間の居心地・時間の余裕、この3つが重なっているところにあります。安さではなく、満足の密度。それを積み重ねてきた13年間です。
松井山手駅から徒歩6分。ふと「今夜どこかいい店ないかな」と思ったとき、選んでいただけると嬉しいです。ゴールデンウィーク期間中は、通常定休日の4月28日(火)・5月5日(火)も営業しています。この機会もぜひどうぞ。
ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ。お待ちしています。
📞 お電話でのご予約:0774-64-1164
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