「また行きたいお店って、なかなか見つからないんですよね」
料理は美味しかったのに、なんとなく落ち着かなかった。席とキッチンが遠くて、何を作っているのか全然わからなかった。話しかけたくても、スタッフが忙しそうで声をかけにくかった——そんな経験、ありませんか。
あるいは逆に、雰囲気は好きなのに料理がいまいちだった。コスパが悪かった。なんとなく「次も来よう」という気持ちにならなかった。
フジムラです。京田辺市松井山手にある鉄板バル藤村商店の店主、藤村知広です。今日は少し踏み込んだ話をしようと思います。「なぜうちはカウンター越しに料理を見せるのか」という、お店づくりの本音の話です。
こんな方におすすめ
- ✅ 料理の美味しさだけでなく「居心地」も大切にしたい方
- ✅ 行きつけのお店を松井山手・京田辺エリアで探している方
- ✅ 一人でもグループでも気軽に入れる鉄板料理のお店を知りたい方
- ✅ 女子会や夫婦でのディナーにぴったりなお店を探している方
- ✅ 料理人がどんな想いで作っているか気になる方

ホテルレストランで学んだこと、そして気づいた「物足りなさ」
私がこの仕事を始めて33年になります。最初はホテルのレストランで接客の仕事をしていました。整った空間、磨き上げられたサービス、格式のある料理。それはそれで誇りある仕事でしたし、多くのことを学ばせてもらいました。
ただ、正直に言うと、だんだんと「何かが足りない」と感じるようになっていったんです。
料理はキッチンで作られ、ホールに運ばれ、お客様のテーブルへ届く。その過程が完全に分断されている。お客様は料理が「どこから来たのか」を知らないし、作り手はお客様が「どんな表情で食べているか」を見られない。サービスとして完成されているんですが、そこには「出会い」がない。
自分でお店を持つなら、料理を作る場面をそのままお客様に見せたい。そう思うようになったのは、自然な流れでした。
「見せる」ことは、信頼を作ることだと思っている
うちのカウンターに座ると、鉄板がすぐ目の前にあります。厚さ約25mmの分厚い鉄板が200℃を超えた状態で、ハラミ肉を乗せた瞬間の「ジュッ」という音。立ち上がる煙。肉の表面が色を変えていく様子。
これ、実は意図的にやっています。
食材の状態、焼き加減の判断、温度の使い分け——それをすべてオープンにしているのは、「隠すことが何もないから」です。手間を惜しんでいないし、素材を誤魔化していない。見られて困ることは何もない。だから見せる。
お客様に「あ、ちゃんと作ってるんだ」と感じてもらえることが、何より大切だと思っています。メニュー表の言葉より、目の前の鉄板の方が正直ですから。
地元野菜を使っているのも同じ理由です。京田辺、久御山、八幡、宇治田原——近くで採れた野菜は新鮮さがそのまま見た目に出ます。バーニャカウダの野菜を並べたとき、色と張りが違う。これも、見せることで伝わる話です。
✓ ここまでのポイント
- ホテルレストランでの接客経験を経て「料理と人の分断」に問題意識を持ち、オープンキッチンスタイルを選んだ
- 鉄板の前で調理をすべて見せることが「誠実さの表現」になっている
- 地元野菜など素材の良さも、見せることで初めて伝わる
名物「うそつきピザ」が生まれた理由も、実はここにある
うちの看板メニューのひとつに「うそつきピザ」があります。お好み焼き用の粉を生地に使い、バーナーで仕上げる、うちオリジナルのピザです。
「うそつき」という名前、面白いでしょう。ピザに見えるけど、ピザじゃない。でも美味しい。毎回お客様の間で取り合いになるって言っていただけるのが、正直一番嬉しいんです。
「うそつきピザは毎回取り合い」
常連のお客様より
このメニューが生まれたのも、カウンター越しのやりとりがきっかけです。「これ何で作ってるんですか?」「なんかピザと違いますよね」「でもめちゃくちゃ美味しい!」——お客様との会話の中で育ったメニューです。
レシピが先にあったわけじゃない。目の前にいる人の反応が、料理を進化させてくれる。オープンキッチンじゃなかったら、このメニューは生まれていなかったと思います。
「行きつけの店」になれるかどうかは、距離感で決まる
松井山手という街は、住宅地が多く、落ち着いた大人の方が多い地域です。外食に求めるものも、派手さよりも「安心感」「気取らなさ」「また来たいと思える居心地」じゃないかと感じています。
「常連として通える行きつけのお店を見つけたい」——そういう声を、本当によく耳にします。
行きつけの店って、何が条件だと思いますか。料理の美味しさはもちろんそうです。でも私は、「自分のことを覚えてくれている」「気を遣いすぎなくていい」「いつ来てもホッとする」、この三つが揃うかどうかだと思っています。
うちは席数18席の小さな店です。滞在時間制限もありません。ゆっくり飲んで、ゆっくり話して、気が済んだら帰ってください。そのくらいの距離感でいたい。
カウンター越しに料理を見せるのは、単にライブ感を演出したいからじゃない。「ここにいる人たちと、ちゃんと向き合いたい」という気持ちの表れなんです。
「一人でもグループでも居心地がいい」
30代・女性のお客様より
まとめ:「また来たくなる場所」を、松井山手に作り続けたい
開業して13年。ありがたいことに、たくさんの常連のお客様に支えていただいています。夫婦で来てくれていた方が子どもを連れてきてくれたり、女子会で来た方が次は家族を連れてきてくれたり。
カウンター越しに料理を見せるのは、「信頼」「つながり」「距離の近さ」——この三つを大切にしているからです。それが、普段使いできる鉄板バルとして、この街に根を張り続ける理由でもあります。
A5ランクの飛騨牛も宮崎産黒毛和牛も、気取らずに楽しんでほしい。牛ハラミステーキも鉄板だし巻きも、「また食べたいな」と思ってもらえたら十分です。
松井山手駅から徒歩6分。コース料理も飲み放題プランもご用意しています。14名以上でのご来店なら貸切でのご利用もOKです。誕生日ケーキの持ち込みも歓迎しています。
初めての方も、久しぶりの方も、ぜひどうぞ。お待ちしてます。
ご予約・お問い合わせは、お電話または食べログからどうぞ。お気軽にご連絡ください。
※通常、火曜日は定休日ですが、2025年4月28日(火)・5月5日(火)は営業いたします。ゴールデンウィークのご利用もぜひ。狙い目です。


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