7月に入ると、お客様から「最近なんかしんどくて、食欲も落ちてきた」という声をよく耳にするようになります。夏バテって、急に来るんですよね。冷房の効いた室内と屋外の気温差、睡眠の浅さ、気づいたら食べる量が減っていて体がだるい——そんな状態、心当たりありませんか。
フジムラです。鉄板バル藤村商店を京田辺・松井山手で営んで13年になります。今日は少し視点を変えて、「なぜうちの店が夏バテ対策になるのか」という話をしてみようと思います。正直、意図して夏バテ対策メニューを組んだわけじゃないんです。ただ、ちゃんとした食材を、ちゃんと焼いて、ちゃんと食べてもらう——その積み重ねが、結果的にそういう効果につながっているんだと気づいたのは、お客様の声があったからでした。
今日は開店準備からスタートして、一日の流れのなかでそのあたりをお話ししていきます。
こんな方におすすめ
- ✅ 夏になると食欲が落ちて、何を食べたらいいか迷っている方
- ✅ 京田辺・松井山手エリアで夜ゆっくり食事できる店を探している方
- ✅ 鉄板料理の魅力や調理のこだわりを知りたい方
- ✅ 地元野菜を使った体にやさしいメニューに関心がある方
- ✅ 女子会や夫婦・仲間うちでコスパ良く楽しめる店を探している方

午後3時、仕込みは「食材と向き合う時間」から始まる
開店は夜からですが、私の一日は午後3時ごろの仕込みからスタートします。まず最初にやることは、その日の野菜の状態を確認すること。京田辺・久御山・八幡・宇治田原から届く地元野菜は、日によって顔が違います。みずみずしさが違う、葉の張りが違う、匂いが違う。
夏野菜って、実は夏バテに効く成分が自然に詰まっているんです。トマト・ズッキーニ・パプリカ・なす——これらにはビタミンCやリコピン、カリウムが含まれていて、体の熱を和らげたり、疲労回復を助けたりする作用があります。バーニャカウダで使う地元野菜を選ぶとき、私は「今日一番元気な野菜」を基準に選んでいます。栄養価は新鮮さと直結していますから。
鉄板焼きというと「肉のイメージ」が強いと思いますが、野菜の扱い方も同じくらい大切にしています。焼きすぎると水分が飛んで栄養も逃げる。だから鉄板の温度管理は野菜にも細かく気を使います。高温で一気に表面を焼いて、中の水分と甘みを閉じ込める。焼き野菜が「生より美味しい」と感じてもらえるのは、この一手間があるからだと思っています。
午後5時、肉の状態を見極めて鉄板温度を決める
野菜の仕込みが終わったら、次は肉の確認です。うちで使っているのはA5ランクの飛騨牛や宮崎産黒毛和牛など、産地と品質にこだわった肉です。熟成度や部位によって、最適な鉄板温度がまったく変わってきます。これは33年の経験で積み上げてきた感覚で、数字だけで語れるものじゃない。
夏バテのときって、消化力が落ちているんですよね。だから「ちゃんと肉を食べたいけど、胃がしんどい」という状態になりやすい。そこで重要なのが、部位の選択と焼き方です。うちの看板メニューのひとつ、牛ハラミステーキはその点で優秀な食材です。ハラミは横隔膜まわりの筋肉で、タンパク質が豊富。適度に柔らかく、胃への負担が少ない。さらに鉄分・亜鉛・ビタミンB群を含んでいて、疲労回復に直接働きかけます。
私が鉄板で焼くとき、厚さ約25mmの分厚い鉄板を200℃超まで加熱して、表面を一気に焼き固めます。これで肉汁が閉じ込められる。パサパサしない、噛むほどに旨みが出る肉になる。夏バテで食欲が落ちているお客様でも、「気づいたら全部食べてた」とおっしゃることが多い。それは美味しいからというだけでなく、体が必要な栄養を求めているからだと思うんです。
✓ ここまでのポイント
- 地元産の夏野菜(バーニャカウダなど)には、夏バテ対策に有効なビタミン・ミネラルが豊富に含まれている
- 牛ハラミステーキは鉄分・ビタミンB群が豊富で、疲労回復を助ける夏にうれしい食材
- 分厚い鉄板と高温調理で素材の栄養と旨みを逃さず焼き上げるのが藤村商店の流儀
午後6時の開店前、「うそつきピザ」の仕込みで一日が引き締まる
名物の「うそつきピザ」を仕込むのは、開店直前のタイミングです。お好み焼き用の粉を生地に使った、うちオリジナルのピザ。ピザとも違う、お好み焼きとも違う、あれは完全に藤村商店だけの料理です。仕上げにバーナーで焦げ目をつける瞬間が好きで、13年経っても毎回少しわくわくします。
これが夏バテと関係あるの?と思うかもしれません。実は、あります。「食欲がないとき、何か食べたくなるものを食べると回復する」という感覚、ありませんか。うそつきピザはお客様のなかでも特に人気が高くて、「これ食べると元気が出る」という声もいただきます。食欲を刺激するメニューが食卓にあること自体が、夏バテ対策のひとつだと思っています。
また、消化器官が弱っている時期に「消化の助けになるもの」を一緒に食べることも大切です。うちの鉄板だし巻きは卵料理ですが、卵に含まれるビタミンBやタンパク質は体の修復に欠かせない。食べやすくて、胃に優しい。夏の夜に、ちびちびお酒を飲みながら食べるだし巻きは格別ですよ。
営業中、お客様の顔色で「今日の一皿」を考える
ホテルのレストランで接客の仕事をしていた頃から、「お客様の顔を見る」癖がついています。今日は元気そうだな、ちょっと疲れてるな——そういうのが、なんとなくわかるんです。夏の時期、疲れた顔でいらっしゃるお客様には、まずさっぱりしたものからお勧めすることが多い。
アヒージョも夏に活躍するメニューです。オリーブオイルとニンニクで煮る料理ですが、ニンニクにはアリシンという成分が含まれていて、これがビタミンB1の吸収を助けます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあって、夏の疲労感に効く。「ニンニク料理食べると元気になる」という感覚は、ちゃんと理にかなっているんです。
コースで来てくださるお客様には、前菜から締めまで自然にいろんな食材を摂れるよう組み立てています。野菜・肉・卵・魚介——それぞれに異なる栄養素があって、バランスよく食べることが夏バテには一番の対策。うちのコース(3,000円〜6,000円)は、そういう視点でも組んでいます。飲み放題付きコースもあるので、「今日はゆっくり飲みたい」という日にもぴったりです。
「何を食べても美味しい。夏でも食欲がわいてくるから不思議。」
40代・女性(地元常連のお客様)
「うそつきピザは毎回取り合いになります。コスパも良くて、また来たくなるお店。」
30代・女性グループ
まとめ:夏こそ、鉄板でちゃんと食べてほしい
夏バテ対策って、特別なことをするよりも「ちゃんとした食事をちゃんと食べる」ことが一番効く、と私は思っています。地元野菜の栄養、鉄板で旨みを閉じ込めた肉の力、食欲を刺激する名物料理——うちのメニューは、気づいたらそういう構成になっていました。
松井山手駅から徒歩6分、18席のこじんまりした店ですが、だからこそゆっくりできます。滞在時間の制限もないので、夏の夜に涼みながら、会話を楽しみながら食べていただけます。女子会でも、夫婦でも、一人でも、来やすい店でありたいと思っています。
今年の夏、しんどくなる前にぜひどうぞ。鉄板の前でお待ちしています。
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※火曜日は通常定休日ですが、4月28日(火)・5月5日(火)は営業しております。詳しくは店舗サイトをご確認ください。


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