なぜ京田辺の鉄板バルはワインの種類を増やし続けるのか。店主が語る裏側

先日、常連のお客様から「最近ワインの種類が増えましたよね?何か理由があるんですか?」と聞かれました。カウンター越しにそう問いかけられて、思わず手が止まりました。そうか、気づいてくれていたんだ、と。

フジムラです。鉄板バル藤村商店のオーナーシェフ、藤村知広です。ホテルのレストランで接客の仕事をしていた頃から数えると、この業界に関わって33年になります。独立してこの店を構えたのが13年前。「気取らず、普段使いできる鉄板焼きの店をつくりたい」という一心でした。

今日は、その常連さんの質問に答えるような気持ちで、ワインを増やし続けている本当の理由を話してみようと思います。

こんな方におすすめ

  • ✅ 家族や大切な人と、本物の美味しさをゆっくり味わいたい方
  • ✅ 京田辺・松井山手エリアで料理とお酒を楽しめる店を探している方
  • ✅ 鉄板料理にどんなワインが合うのか気になっている方
  • ✅ コスパ良く、雰囲気の良い行きつけのお店を見つけたい方
  • ✅ 特別な日も普段の夜も使いやすい大人の居場所を探している方
なぜ京田辺の鉄板バルはワインの種類を増やし続けるのか。店主が語る裏側 | 鉄板バル藤村商店

ワインを増やしたのは、お客様の「顔」が変わったから

正直に言うと、開業当初はそこまでワインに力を入れていませんでした。生ビールとハイボール、焼酎があれば充分だと思っていた。鉄板料理に合わせるお酒として、まずはそこから、という感覚です。

でも、年を重ねるうちに、お客様の層が少しずつ変わってきました。ご夫婦でディナーを楽しみに来てくださる方。お子さんを連れてきてくださる家族連れ。女性同士のグループが「今夜はちゃんとしたものが食べたくて」と予約を入れてくださることも増えてきた。

そういった方々がテーブルにつくと、「ワインありますか?」という声が自然に出てくるんですね。そのたびに選択肢の少なさが申し訳なくて。「赤か白しかないんです」では、せっかく足を運んでくれた方に失礼だと思い始めたのが、ちょうど数年前のことでした。

鉄板焼きとワインって、実はものすごく相性が良い。分厚い鉄板で表面を一気に焼き固めた牛ハラミステーキの旨みと、タンニンのしっかりした赤ワインの組み合わせは、互いを引き立て合う。地元野菜のバーニャカウダには、ミネラル感のある白ワインが驚くほど合う。この組み合わせをもっと多くの方に楽しんでほしい、という気持ちがワインを増やし続ける出発点です。

鉄板の前に立つ33年が、料理とワインの「橋渡し」をする

ホテルのレストランにいた頃、私はずっとサービスの側にいました。料理を作る人と、それを食べるお客様の間に立つ仕事です。あの経験が今でもすごく生きています。「この料理を出したとき、お客様はどんな顔をするか」を常に想像する癖がついているんですよ。

鉄板の前に立つようになってからも、その感覚は変わりません。牛肉を焼くとき、200℃を超えた鉄板の温度を肉の厚みや状態で微調整しながら、「この焼き加減で出したら、隣に座っているあのご夫婦は喜ぶだろうか」と考えています。

だからワインも、「これが良いワインだから置く」ではなくて、「うちの鉄板料理と合わせて飲んだとき、この一本がいちばん喜ばれるか」という目線で選んでいます。客単価3,000円〜6,000円という価格帯の中で、ちゃんと満足してもらえるラインナップを組むのは、正直、試行錯誤の連続です。でも、その試行錯誤自体が楽しい。

✓ ここまでのポイント

  • ワインの種類を増やしたのは、家族連れや女性グループなどお客様の層の変化がきっかけ
  • 鉄板料理とワインには本質的な相性の良さがあり、組み合わせの楽しさを伝えたいという想いから
  • 33年の業界経験から「お客様が喜ぶ顔」を基準にワインを選んでいる

名物「うそつきピザ」とワイン、この組み合わせが生む瞬間

うちの看板メニューのひとつ、「うそつきピザ」をご存知でしょうか。お好み焼き用の粉を生地に使い、バーナーで仕上げる、この店にしかないオリジナルメニューです。

お客様から「うそつきピザは毎回取り合い」という声をいただくことが多くて、作っている側としてはうれしい悲鳴です。テーブルに出した瞬間に「これ何?」ってなって、食べたら「美味しい!」ってなる。その反応が好きで、ずっとメニューに残しています。

このうそつきピザに、スパークリングワインやロゼを合わせると、また格別なんです。炭酸の爽やかさがピザの生地のもっちり感と絶妙に絡み合う。家族で来てくれたとき、お子さんはノンアルのジュースで、大人はグラスワインで乾杯して、みんなで同じ皿を囲む。そういう瞬間のために、この店はあるんだと思っています。

「何を食べても美味しい」「コスパが良い」

常連のお客様より

「一人でもグループでも居心地がいい」「また来たくなるお店」

ご来店のお客様より

こういう声をいただくたびに、「ワインを充実させて良かった」と思います。料理だけじゃなくて、飲み物の選択肢があることで、その場の時間が豊かになる。それがこの店でやりたいことの本質に近い。

「本物の美味しさ」は、距離の近さから生まれる

松井山手という街は、住宅地が多く、落ち着いた暮らしをしている方が多い地域です。松井山手駅から歩いて6分という場所にある当店には、近くにお住まいの方が「今夜、外で食べようか」という気軽な気持ちで来てくれることが多い。

そういう普段の夜に、「美味しい料理と、好きなワイン一杯」があることの価値を、私はとても大切にしています。飛騨牛A5ランクや宮崎産黒毛和牛も扱いますが、それを「特別な日だけのもの」にしたくない。分厚い鉄板の前で、目の前でジュッと焼き上がる音を聞きながら、家族と一緒に「美味しいね」と言い合える夜が、当たり前にある場所でありたいんです。

オープンキッチンにこだわっているのも、そのためです。私が鉄板の前に立って、お客様と視線が届く距離で料理している。「今日の肉はどこ産ですか?」「このワイン、辛口ですか?」そういう会話が自然に生まれる。それがこの店の距離感で、13年間、変えていないことのひとつです。

18席という規模も、意図的にそのままにしています。大きくすれば売上は上がるかもしれない。でも、一人ひとりのお客様と向き合える距離が保てなくなる。それは嫌だな、と思って。

まとめ:ワインは「つながり」を深めるためのツールです

ワインの種類を増やし続ける理由、伝わりましたでしょうか。難しいことじゃないんです。大切な人と食卓を囲むとき、「ちょっと何か飲もうか」という会話が生まれる。そのときに選択肢があることが、その夜の豊かさにつながると信じているから。ただ、それだけのことです。

地元野菜のバーニャカウダ、牛ハラミステーキ、うそつきピザ、鉄板だし巻き……鉄板から生まれる料理一品一品が、ワインと一緒に誰かの記憶に残ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。

家族でゆっくりディナーを楽しみたい夜も、友人と飲み明かしたい夜も、ぜひ藤村商店にお越しください。滞在時間の制限もありませんので、心ゆくまでお過ごしいただけます。14名以上からは貸切もOKです。誕生日ケーキの持ち込みも歓迎しております。

ゴールデンウィーク期間中の4月28日(火)・5月5日(火)は、通常定休日ですが営業いたします。ご家族や仲間とのお食事に、ぜひどうぞ。

ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ。お待ちしております。

📞 お電話でのご予約:0774-64-1164

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鉄板バル藤村商店
〒610-0313 京都府京田辺市松井ヶ丘3丁目8-16
松井山手駅より徒歩6分 / 駐車場1台あり / 全席禁煙

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