松井山手で鉄板チーズ料理を注文してから提供されるまでに密着してみた

「チーズ料理って、どこで食べても似たような感じじゃない?」「せっかく頼んだのに、思ったより普通だった…」「あのお店のあのメニュー、また食べたいけど何がどう違うんだろう」

そんなふうに感じたことはありませんか?

今回は、松井山手にある鉄板バル藤村商店の厨房に特別に入らせていただき、チーズを使った鉄板料理が「ご注文いただいた瞬間」から「お客様のテーブルに届くまで」の一部始終を追いかけてみました。主役はオーナーシェフの藤村知広さん。33年のキャリアを持ち、ホテルでの接客経験を経て独立。「気取らず普段使いできる鉄板焼きの店を作りたい」と開業してから13年。その言葉の裏に、どれだけの仕込みと計算があるのか——一皿の誕生秘話、のぞいてみましょう。

こんな方におすすめ

  • ✅ 鉄板バル藤村商店のチーズ料理が気になっている方
  • ✅ 料理ができあがるまでの工程やこだわりを知りたい方
  • ✅ 松井山手・京田辺エリアで「ちゃんと美味しい」お店を探している方
  • ✅ 女子会や少人数グループで使いやすい居酒屋を探している方
  • ✅ 行きつけのお店を見つけたいと思っている方
松井山手で鉄板チーズ料理を注文してから提供されるまでに密着してみた | 鉄板バル藤村商店

開店前の仕込みタイム——チーズ料理の土台はここで決まる

藤村さんの一日は、お客様が来店される時間よりもずっと早く始まっています。

夕方の開店に向けて、まずチェックするのはその日仕入れた食材の状態。京田辺、久御山、八幡、宇治田原といった地元産の野菜を中心に、届いたものを一つひとつ手に取って確認します。「野菜は日によって水分量も甘みも違う。同じ産地のものでも、今日の状態を自分の目と手で確かめないと、調理の加減が変わってくるんです」と藤村さん。

チーズ料理に使うチーズも、この時間帯に状態を確認します。温度帯によって伸び方や溶け方が変わるため、使用する直前まで適切な環境で保管。「チーズって温度に敏感で、焼く直前の状態がそのままお皿の表情に出る。だから手を抜けない」。

分厚い鉄板(厚さ約25mm)の予熱も仕込みの一部です。ただスイッチを入れるだけでなく、料理の種類ごとに使う温度帯を想定しながら、鉄板全体のコンディションを整えていく。この段階でその日の「鉄板の癖」を体で感じ取るのが、33年続けてきたルーティンだそうです。

注文が入った瞬間——鉄板の前に立つときの頭の中

「うそつきピザ、チーズ追加で一枚!」——テーブルからオーダーが入ると、藤村さんの動きがすっと変わります。

まず確認するのはテーブルの状況。「今どのタイミングで飲んでいるか、前の料理はどのくらい進んでいるか、会話が盛り上がっているか。そのテーブルのリズムを読んで、出すタイミングを逆算して火を入れ始めるんです」。

藤村商店の名物「うそつきピザ」は、お好み焼き用の粉を生地に使った独自のメニューです。ピザでもお好み焼きでもない、この店にしかない一枚。生地を鉄板に広げ、200℃を超えた分厚い鉄板の蓄熱でじっくりと火を通していきます。表面はカリッと、中はもっちり——この食感の境界線を作り出すのが、分厚い鉄板ならではの「熱の安定感」です。

チーズを乗せるタイミングは、生地の状態を見ながら判断します。「早すぎると焦げる、遅すぎると伸びない。これはもう感覚です。数字じゃ表せないところ」と藤村さんは言います。その後、バーナーで仕上げる瞬間——チーズが泡立ちながら焦げ目をつけていく、あの香ばしい匂いが店内に広がります。

✓ ここまでのポイント

  • 仕込みの段階で食材の状態・鉄板のコンディションを確認し、その日の調理の「基準値」を決めている
  • 注文が入ってから提供まで、テーブルのリズムを読んで逆算でタイミングを組み立てている
  • 名物「うそつきピザ」は、お好み焼き粉を使った独自生地に分厚い鉄板とバーナーを組み合わせた藤村商店だけの一枚

仕上げとサーブ——「届けるまでが料理」という流儀

バーナーで仕上げたうそつきピザに、最後のトッピングを施していきます。チーズのとろけ具合、香り、見た目のバランス。「食べてもらう直前まで、料理は変化し続ける。だから皿に盛ってからも気を抜かない」。

オープンキッチンのカウンター越しに、藤村さんがお皿をテーブルへ運びます。このとき、必ず一言添えるのが藤村さんのスタイル。「チーズ、今ちょうどいい具合に仕上がりましたよ」「熱いうちにどうぞ」——そのひと言があるかどうかで、料理の受け取り方が変わると信じているからです。

18席という規模だからこそ、この距離感が成り立ちます。広すぎず、近すぎず。お客様の表情が見えて、「あ、もう少しテンポを上げようかな」「今夜はゆっくりめがいいかな」と判断できる距離感。これが、藤村さんが「人と人がつながる空間づくり」と呼ぶものの正体です。

「うそつきピザは毎回取り合いになるくらい人気で、何を食べても美味しい。また来たくなるお店です」

30代・女性グループ

「一人でもグループでも居心地がいいし、コスパも良くて本当に気に入っています」

40代・女性

ゴールデンウィークも、この一皿と会いに来てください

通常、火曜日は定休日の藤村商店ですが、2025年4月28日(火)・5月5日(火)は特別営業します。

「連休中こそ、気の置けない人たちと鉄板を囲んでほしい」と藤村さん。ゴールデンウィークは家族連れや友人グループの来店が増えるこの時期、いつも以上に活気のある時間が流れます。普段は取り合いになるうそつきピザも、連休中は特に早い段階でオーダーが集中するとのこと。「狙い目は開店直後ですよ」と藤村さんは笑います。

14名以上であれば貸切にも対応しており、誕生日ケーキの持ち込みもOK。歓送迎会や記念日のお祝いにも使いやすい体制が整っています。松井山手駅から徒歩6分、駐車場も1台あり(松井ヶ丘交差点から50m)。電車でも車でも来やすい立地です。

まとめ——注文してから届くまでの「全部」がこだわりでできている

一枚のうそつきピザが届くまでに、仕込みの確認・鉄板の予熱・生地のタイミング・チーズを乗せる瞬間・バーナーの仕上げ・テーブルへの声がけ——これだけの工程が重なっています。特別な演出ではなく、それが藤村知広という料理人の「普通」なのだと、密着して初めてわかりました。

気取らない、でも手は抜かない。それが松井山手・京田辺にある鉄板バル藤村商店の13年間の積み重ねです。

「ぜひどうぞ、お待ちしています」——藤村さんからのひと言をそのままお伝えして、この密着レポートを締めくくります。

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