春の異動シーズンも落ち着いて、そろそろ「自分だけの行きつけを見つけたい」と思い始める時期ではないでしょうか。松井山手の住宅街をぶらりと歩いていると、ふいに鉄板の焼ける香りと、店の中から聞こえる笑い声が漏れてくる店があります。
フジムラです。鉄板バル藤村商店、店主の藤村知広です。
「気軽に入れるのに、なぜかちゃんと美味しい」——そう言っていただくことが、一番うれしい褒め言葉です。でも正直に言うと、その「なぜか」には理由があります。今日はその裏側を、すこし話させてください。常連のお客様にもあまり話したことのない、仕込みの話です。
こんな方におすすめ
- ✅ 松井山手・京田辺エリアで行きつけのお店を探している方
- ✅ 気取らず通えるのに料理がちゃんと美味しい店を知りたい方
- ✅ うそつきピザや鉄板料理のこだわりが気になる方
- ✅ 一人でも、仲間と来ても居心地のいい空間を求めている方
- ✅ 「また来たくなる」お気に入りの一軒を見つけたい方

開店前の2時間が、あの「何を食べても美味しい」をつくっている
ホテルのレストランで接客を学んでいた頃から、ずっと思っていたことがあります。「料理の仕上がりは、キッチンに入る前に決まっている」と。
開店前、うちの厨房では毎日2時間ほどかけて仕込みをしています。地元・京田辺や久御山、八幡、宇治田原の農家さんから届いた野菜の下処理、肉の状態確認、だし巻き用のだしの仕込み。どれも地味な作業ですが、ここを手抜きすると、鉄板の前でいくら頑張っても取り返しがつかない。
特に肉については、産地・部位・その日の状態をひとつひとつ確認して、鉄板の温度を変えています。うちで使っている鉄板は厚さ約25mm。蓄熱性が高く、200℃を超えた状態で肉を置いたとき、表面を一気に焼き固めて旨みと肉汁を閉じ込める。この「一瞬」のために、仕込みの段階から肉の温度を整えておく必要があるんです。
A5ランクの飛騨牛や宮崎産黒毛和牛を扱うこともありますが、だからといって「高級感」を前面に出したいわけじゃない。普段使いできる価格帯の中で、素材のポテンシャルを最大限に引き出す——それが33年間、この仕事を続けてきた私のテーマです。
お客様から「何を食べても美味しい」という声をいただくたびに、開店前の仕込みが報われる気がします。派手な演出よりも、毎日の地道な積み重ねが、その言葉を支えていると思っています。
名物「うそつきピザ」、実はここに秘密がある
「うそつきピザは毎回取り合いになる」と言っていただくことが多いメニューです。初めて来られたお客様に「ピザがあるんですか?」と聞かれることもあるのですが、これ、実はピザ生地を使っていません。
生地にはお好み焼き用の粉を使っています。だからこそ、鉄板で焼いたときにもちもちとした独特の食感が生まれる。仕上げにバーナーで表面をあぶることで、チーズに香ばしい焦げ目がつき、あの「取り合い」になるビジュアルと香りが完成します。
「うそつき」というネーミングも、私なりのユーモアです。ピザのふりをしているけど、ピザじゃない。でも食べたら「これが一番好き」と言ってもらえる。そういう料理が好きなんです。気取らず、でもちゃんと美味しい——うちの店のコンセプトそのままのメニューだと思っています。
このピザ、テーブルに届いた瞬間に歓声が上がることが多くて、オープンキッチンからその様子が見えるのが毎回うれしい。料理を通じてテーブルに笑顔が生まれる、その瞬間のために仕込んでいると言っても過言ではありません。
✓ ここまでのポイント
- 開店前2時間の仕込みと、厚さ25mmの鉄板が「何を食べても美味しい」を支えている
- 名物うそつきピザはお好み焼き用の粉を生地に使った独自メニュー。バーナー仕上げで毎回「取り合い」に
「一人でも、グループでも居心地がいい」と言われる空間の作り方
18席、駐車場1台のこぢんまりした店です。個室はありませんが、その分、オープンキッチンを囲むカウンターとテーブルが近く、焼く音や香りがそのままお客様に届きます。
ホテル時代に学んだ接客の考え方は、「距離感」です。近すぎず、遠すぎず。一人で来られた方には話しかけすぎず、でもグラスが空いたら気づく。グループで来られた方には料理の説明だけしてあとは会話の邪魔をしない。この加減は、長年の経験で体に染み込んでいます。
女子会でのご利用も多く、「ゆっくり話せる」と喜んでいただいています。滞在時間の制限を設けていないのも、そのためです。料理と会話を楽しむために来てくださるお客様に、時間を気にさせたくない。14人以上であれば貸切もご対応していますので、歓送迎会や誕生日のお祝いにもぜひどうぞ。
「一人でもグループでも居心地がいい。また来たくなるお店です」
30代・女性
「コスパが良いのに料理のクオリティが高くて、気づいたら常連になっていました」
40代・男性
行きつけになるお店とは、「また来たい」が自然と生まれる場所
行きつけのお店って、何か特別なことがあるわけじゃないと思うんです。「次もあれを食べたい」「あの人に会いに行きたい」「疲れた日に、ふらっと寄りたい」——そういう小さな引力が積み重なって、気づいたら常連になっている。
うちに長年通ってくださるお客様の多くが、最初は「近所で一度試してみよう」という感覚で来られています。松井山手駅から徒歩6分、松井ヶ丘交差点からすぐ。構えなくていい。予約なしで来ていただいても大丈夫な日も多いです(満席の場合もありますので、できれば事前にご連絡いただけると確実です)。
ディナーの客単価は3,000円〜6,000円ほど。飲み放題付きのコースもご用意していますので、「今日はしっかり楽しみたい」という日にも対応できます。牛ハラミステーキ、バーニャカウダ、鉄板だし巻き……一品一品に仕込みの時間が積み重なっています。
「また来たくなるお店」——このお客様の言葉が、私が13年間ここでやってきた理由のすべてです。気取らず普段使いできる鉄板焼きの店を作りたいと思って開業して、今もその気持ちは変わっていません。
まとめ:仕込みの差が、「また来たい」を生む
京田辺・松井山手で「気軽に入れるのに本格的」と言われる理由は、派手なPRでも高い食材だけでもなく、毎日の開店前の仕込みと、お客様一人ひとりへの距離感の積み重ねです。
うそつきピザを取り合いながら笑う夜も、一人でカウンターに腰掛けてハラミステーキをゆっくり食べる夜も、どちらも歓迎しています。行きつけのお店を探しているなら、一度ぜひ来てみてください。お待ちしています。
なお、通常火曜日は定休日ですが、4月28日(火)・5月5日(火)は営業いたします。ゴールデンウィークのご利用にも、ぜひどうぞ。
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