ああ、これこれ──求めてた味。

扉を開けた瞬間、ふわっと漂うソースの香り。
どこか懐かしくて、あたたかくて。
「そうそう、この香り」って、思わず口に出そうになる。

鉄板の上で焼けるモダン焼き。
ソースがジュワーッと焦げる音、立ちのぼる湯気、
そして香ばしさが鼻をくすぐる。
ひと口食べると、じゅわっと広がる旨みに心がほぐれていく。

この味、どこか“母の味”に似ている。
懐かしさと幸福感が一緒にやってくる。
胃袋が歓喜するとはまさにこのこと。

ひとりで過ごす夜でも、
鉄板のぬくもりと店主の笑顔があれば、
もう十分“いい時間”になる。

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